【体験談】うつ病について

こんにちは、ゆらです。
今回は、公務員時代に発症したうつ病について、どう寛解していったかを話します。

 

心療内科に通い続けた

心療内科に通い続けることで、専門的な診断と治療を受けることができます。

といっても、当時の私は心療内科に通うことに抵抗感がありました。

 

「心療内科に行く自分が恥ずかしいし、そもそも病院に行くお金がない」

 

しかし、病院をすすめた知人に「このままだとあなた壊れちゃうよ」と告げられ、渋々行きました。

実際行ってみると、「え、この人が心療内科に通っている…?」というくらい、患者は一般の方ばかり。暴れたり暴言を吐くような人は一人もいませんでした。

診察の前に問診票を記入し、その後すぐに診察していただきました。

当時通っていた医者の雰囲気は、とても威厳のある方だけど優しく語りかけてくれる方でした。
そして、私は医者に今自分の身に起きていることをすべて話しました。

医者は症状や程度を正確に評価し、最適な治療計画を立ててくれました。
結果として私は休職しましたが、ここから心療内科に通うことになったのです。

通い始めのころは、なぜか病院に行く日だけ体調が悪くなり、診察が終わると心が少し安定する日々を過ごしていました。

しかし、継続的に通い続けることで

・医者から専門的な診断と治療の提供
・継続的なモニタリングと治療の調整心理療法の実施
・再発防止のサポート
・心理的な安心感確保

など、うつ病の効果的な管理と回復が期待できるようになりました。

あれだけ「心療内科に行きたくない」と思っていた私が、「心療内科って行く価値があるな」と思い始めたのです。

ただ、これはあくまでも私の実体験ですので、もしかしたら知人がすすめてくれた心療内科が良かっただけかもしれません。
実際はそんなうまくいかないよと感じる方もいるでしょう。

それでも、今心が沈んでいると思っているなら、一度心療内科に行ってみると良いと思います。

 

薬を処方通り飲み続けた

医者の指導のもと正しく飲むことで、治療効果を最大限に引き出すことができます。
なお、抗うつ薬などの薬物は、一定期間継続して服用することで効果が発揮されます。

ただし、抗うつ薬などの薬物は副作用を起こしやすいので、都度医者と相談して薬の調整を行っていただきましょう。

決して薬を飲むのを途中でやめたりしてはいけません。

実際、私がうつが寛解し始めた時に薬を飲むのをやめたところ、翌日以降眠れなくなったり自己批判を再発したりしてしまった経験があります(医者にこっぴどく怒られました)。

こんな経験はさせたくないので、薬は処方通り飲み続けましょう。

 

太陽の光を浴び続けた

朝起きたらすぐにカーテンを開けて太陽光を取り入れていました。
これは、私がうつが一番酷かった時に最も効果があった寛解方法です。

太陽の光を浴びることで、脳内にセロトニンという神経伝達物質の分泌が増加し、気分を安定させてくれる効果があります。

また、体内時計が調整され、規則正しい睡眠パターンを維持しやすくなります。

このように、太陽の光を浴びることはうつ病の症状を和らげ、再発防止に繋がります。無理のない範囲で取り入れることで、気分の改善や健康状態に貢献できます。

 

小さな希望・目標を立て続けた

例えば、紙に「〇〇がしたい」や「〇〇に行きたい」など自分がしたいことを書き、希望が叶うにはどうするべきか目標を立ててみます(どんな小さなことでも良いです)。

そうすることで、やってみようと思う気持ちが少しずつ芽生え、達成したいと思うようになります。日々の小さな達成を喜び、少しずつ前進することが大事です。

私の場合、休職2か月目の時に「家計簿をつけたい」と紙に書き、マネーフォワードというアプリを入れました。
自分が普段何にお金を使っているのか洗い出し、月これくらいで暮らしてみようとしたことがあります。

希望や目標はその時の自分の体調と相談しながらでまったく問題ありません。
たとえ、目標が達成できなくても、目標のために行動できなかったとしても、もちろん誰も責めませんよ。

やろうと思っているだけ大きな一歩ですから。

 

さいごに

うつ病を発症して大変なこともありましたが、裏を返せば自分のことをもっと知ろうと考えるようになりました。

幸いなことに、私がうつ病になっても家族や友人は理解してくれ、また一緒に乗り越えようと協力までしてくれました。
本当に人間関係に恵まれているなと思います。

だからこそ、自分が苦しい経験をすることで他人の苦しみに対しても共感しやすくなりました。

これからは自己理解を深め、将来的に心と体をケアする方法を学べるようになりたいです。